なら学研究会

奈良女子大学なら学研究センターのワーキンググループ「なら学研究会」の活動報告。奈良の研究史・研究者の回顧・再評価をおこなっています。

【もくじ】『五倍子雑筆』1〜13号(澤田四郎作私家版)

  • 第1号(昭和9年7月)
    • もくじ 
    • 【参考】「初夏御伺」
    • 【参考】小序
  • 第2号(昭和10年1月)
    • もくじ
    • 【参考】緒言
  • 第3号(昭和10年8月)
    • もくじ
    • 【参考】緒言
  • 第4・5号(昭和11年7月)
    • もくじ
    • 【参考】「民俗資料」
  • 第6号(昭和13年1月)
    • もくじ
  • 第7号『飛騨採訪日誌』(昭和13年5月)
    • もくじ
    • 【参考】後記
  • 第8号『続飛騨採訪日誌』(昭和14年1月)
    • もくじ
  • 第9号『手向草』(昭和14年6月)
    • もくじ
    • 【参考】後記
  • 第10号『うつしばな』(昭和18年8月)
    • もくじ
  • 第11号『異国より帰りて』(昭和24年11月)
    • もくじ
  • 第12号『熊岳城温泉付近遺跡の研究』(昭和26年1月)
    • もくじ
  • 第13号『シベリヤ日記』(昭和29年10月)
    • もくじ

表紙は山口草平筆。

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【もくじ】澤田四郎作『ふるさと』(私家版、昭和6年2月)

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  • 【参考】自序
  • 【参考】後記

 奥付は次のとおり。

昭和六年二月十五日印刷/昭和六年二月二十日発行/非売品/編者 澤田四郎作/印刷兼発行者 東京市外西巣鴨庚申塚三二〇 澤田四郎作/印刷所 東京市外蒲田 株式会社三省堂蒲田工場

柳田國男が序文を寄せいているが、この前に「澤田四郎作編 ふるさと方言補遺」(14p)を付した別本が存する。奥付等に違いはない。柳田序文「小序」は『退読書歴』(書物展望社1933)に収録されている。『柳田國男全集』7巻(筑摩書房1998p.269)、『定本柳田國男集』23巻(筑摩書房1964p.68)にも収載。

参考として、澤田四郎作自序および後記を付す。後記署名「贄川虔太郎」は、『五倍子遺歌集 面影』によれば「故日夏耿之介より頂」いたものとのこと。なお、『五倍子遺歌集』は澤田四郎作歿後に後妻の幸が発行した書物1977年)。

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【もくじ】澤田四郎作『無花果』(坂本書店、大正15年12月)

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  • 【参考】序文

「性の表徴叢書」第一部として刊行。これについては下記序文参照。またおなじく序文によれば、本書は坂本書店の「閑話叢書」の一冊として刊行するはずであったというが、南方熊楠佐々木喜善らの著書がこの叢書のうちにある。

  「閑話叢書」刊行について

所謂玄人側の文芸ものにはもう飽きた、それかと云つて堅くるしい論説では胸がつかへる——といふ人々の為めに、この叢書をすゝめます。

 一、土俗・民譚・伝説

 二、逸事・奇聞・巷説

 三、懐古談・旧事談・趣味談

 四、肩の凝らない考証もの

 五、すつきりしたエロチツクな話

これが此の叢書編纂の目標です。この書によつて、やゝもすれば忘れられようとする心のふるさとを、静かにふりかへつて見ようではありませんか。

〔1〕南方閑話  南方熊楠

〔2〕土俗私考  中山太郎

〔3〕東奥異聞  佐々木喜善

〔4〕長崎丸山噺 本山桂川

〔5〕武相考古  石野瑛

〔6〕江戸伝説  佐藤隆

〔7〕民俗叢噺  谷川磐雄

〔8〕海島風趣  本山桂川

編輯者 本山桂川

発行所 東京市神田区表神保町拾番地

     坂本書店

      振替東京四七五三五番 

 なお、磯部所蔵『無花果』には「発禁本」の朱印が押捺されている。

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【もくじ】澤田四郎作『大和昔譚』(私家版、昭和6年10月)

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  • 【参考】自序

奥付は次のとおり。

昭和六年十月廿五日印刷/昭和六年十月廿九日発行/〔非売品〕/編輯発行者 大阪市西成区玉出本通一丁目十二番地 澤田四郎作/印刷者 奈良市般若寺町廿一番地 八田徳治郎/印刷所 奈良市般若寺町廿二番地 奈良文化学会印刷部 電一、一〇四番

菊判くるみ装。「祖母満八周年忌記念」の一書。内題「大和昔譚/医学博士 澤田四郎作」。参考として澤田四郎作自序も掲載する。

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【もくじ】澤田四郎作『山でのことを忘れたか』(創元社、昭和44)

昭和4411月刊。著者兼発行者は澤田四郎作、出版元は創元社。書名「山でのことを忘れたか」は、同書に収められた論文のタイトル。

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【もくじ】『澤田四郎作博士記念 民俗学論叢』(昭和47)

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昭和47年5月、沢田四郎作先生を偲ぶ会発行。編集は奥村隆彦・原泰根。

澤田四郎作は昭和46年5月18日歿(享年71)。偲ぶ会の発起人は、岩切彰・大江美ヤ子・大藤時彦後藤捷一・柴田実・高谷重夫・松井佳一・水木直箭・宮本常一。同書「はじめに」を以下に引用する。

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「なら学」基礎文献の紹介

奈良女子大学文学部『研究教育年報』12号(2015.12)に、今後の「なら学」研究の礎となる文献が二本掲載され、奈良女子大学学術情報リポジトリで公開されました。

 

(1)山上豊:戦後奈良県の地方史誌の刊行とその執筆者たち

Nara Women's University Digital Information Repository: 戦後奈良県の地方史誌の刊行とその執筆者たち

(2)浦西勉:奈良県における民俗調査を通して地域郷土文化史を研究した先達

Nara Women's University Digital Information Repository: 奈良県における民俗調査を通して地域郷土文化史を研究した先達

  

両氏はともに「なら学研究会」のメンバーで、上記は第1〜3回研究会での報告に基づくものです。

リンク先よりダウンロードしてご覧ください。