なら学研究会

奈良女子大学なら学研究センターのワーキンググループ「なら学研究会」の活動報告。奈良の研究史・研究者の回顧・再評価をおこなっています。

なら学勉強会を開催しました

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  • 講師:奥村隆彦(近畿民俗学会名誉会員)
  • 日時:2019年5月19日 14時〜、於奈良女子大学文学部N339教室
  • 出席:6名

小児科医でもあり民俗学者でもある奥村隆彦先生にお越しいただき、ご自身のご研究、民俗学と医学の相関、近畿民俗学会、そして奥村先生の知る澤田四郎作についてお話いただきました。

1927年(昭和2年)お生まれの先生は、本年で御年92。鮮明かつ整然としたお話で、とあるエピソードが今から見れば民俗学研究史の転換点にあたるできごとであったことなど興味深くうかがいました。

また、こんにちの学会/学界に対する批判も思い当たるところ多々あり、いかなる場としてあるべきか、いかなる機能を担っていた/いくかなど参加者とともに議論しながらの、あっという間の2時間でした。