なら学研究会

奈良女子大学なら学研究センターのワーキンググループ「なら学研究会」の活動報告。奈良の研究史・研究者の回顧・再評価をおこなっています。

撮影環境構築中

 

今月から始動する資料撮影に向けて、撮影環境づくりをしています。

精度の高い画像が撮れ、かつ資料を傷めず、また体への負担が少ないセッティングとは? そして、資料配置から撮影、パソコンでのデータ確認という一連の動作がスムーズにいくような動線とは? 本日は、なら学研究センター長の寺岡伸悟先生、文化メディア学コースの武藤康弘先生、そして磯部(日本アジア言語文化学コース)とで意見交換しながら試行錯誤の時間でした(楽しい......)。

あれはどうだ、これはどうだ、と意見交換しているなか、ラボジャッキを使ってはどうかという提案をし、板を作ってくださったのは、本学職員さんで技官でもある方。いろんな方々にお助けいただき、撮影のセッティングがかたちになっていきました。

あとはスムーズな動線。さて、どうしようか。

f:id:narastudies:20210910174746j:plain

ラボジャッキで高さを調節。これで書籍史料のノドは傷まない。

f:id:narastudies:20210910175226j:plain

左右の高さも変えられるスグレモノ。

f:id:narastudies:20210910174840j:plain

三脚を試してみたけれど、高さと長さが足りない。手前が武藤先生、奥に寺岡先生。

f:id:narastudies:20210910174933j:plain

今度はライティングセットで試行錯誤。

f:id:narastudies:20210910175014j:plain

撮影台に黒ウールペーパーを敷いて、ひとまずの完成。あとできちんと切る。

f:id:narastudies:20210910175554j:plain

謄写版史料から、奈良の近世近代史や南京終の歴史など話がはずむ。至福の時間。