- 日時:2017年4月22日(土)、15時~
- 場所:ベセル(喫茶店)
- 参加:磯部・岩坂・樽井・寺岡・山上
全学一斉停電のため、猫雑貨ベセルさん(喫茶店のほう)で打ち合わせ。生ジュースが美味なのであった。
奈良女子大学研究推進プロジェクトの成果のひとつとして澤田四郎作に関するパンフレットを作成する予定でいるが、今回はその構成と内容を話しあいました。
印刷して配布するほか、本ウェブサイトでもPDFでダウンロードできるようにする予定です。
- 第1号(昭和9年7月)
- もくじ
- 【参考】「初夏御伺」
- 【参考】小序
- 第2号(昭和10年1月)
- もくじ
- 【参考】緒言
- 第3号(昭和10年8月)
- もくじ
- 【参考】緒言
- 第4・5号(昭和11年7月)
- もくじ
- 【参考】「民俗資料」
- 第6号(昭和13年1月)
- もくじ
- 第7号『飛騨採訪日誌』(昭和13年5月)
- もくじ
- 【参考】後記
- 第8号『続飛騨採訪日誌』(昭和14年1月)
- もくじ
- 第9号『手向草』(昭和14年6月)
- もくじ
- 【参考】後記
- 第10号『うつしばな』(昭和18年8月)
- もくじ
- 第11号『異国より帰りて』(昭和24年11月)
- もくじ
- 第12号『熊岳城温泉付近遺跡の研究』(昭和26年1月)
- もくじ
- 第13号『シベリヤ日記』(昭和29年10月)
- もくじ
表紙は山口草平筆。
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- 【参考】自序
- 【参考】後記
奥付は次のとおり。
昭和六年二月十五日印刷/昭和六年二月二十日発行/非売品/編者 澤田四郎作/印刷兼発行者 東京市外西巣鴨庚申塚三二〇 澤田四郎作/印刷所 東京市外蒲田 株式会社三省堂蒲田工場
柳田國男が序文を寄せいているが、この前に「澤田四郎作編 ふるさと方言補遺」(14p)を付した別本が存する。奥付等に違いはない。柳田序文「小序」は『退読書歴』(書物展望社、1933)に収録されている。『柳田國男全集』7巻(筑摩書房、1998、p.269)、『定本柳田國男集』23巻(筑摩書房、1964、p.68)にも収載。
参考として、澤田四郎作自序および後記を付す。後記署名「贄川虔太郎」は、『五倍子遺歌集 面影』によれば「故日夏耿之介より頂」いたものとのこと。なお、『五倍子遺歌集』は澤田四郎作歿後に後妻の幸が発行した書物(1977年)。
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- 【参考】序文
「性の表徴叢書」第一部として刊行。これについては下記序文参照。またおなじく序文によれば、本書は坂本書店の「閑話叢書」の一冊として刊行するはずであったというが、南方熊楠や佐々木喜善らの著書がこの叢書のうちにある。
「閑話叢書」刊行について
所謂玄人側の文芸ものにはもう飽きた、それかと云つて堅くるしい論説では胸がつかへる——といふ人々の為めに、この叢書をすゝめます。
一、土俗・民譚・伝説
二、逸事・奇聞・巷説
三、懐古談・旧事談・趣味談
四、肩の凝らない考証もの
五、すつきりしたエロチツクな話
これが此の叢書編纂の目標です。この書によつて、やゝもすれば忘れられようとする心のふるさとを、静かにふりかへつて見ようではありませんか。
〔1〕南方閑話 南方熊楠
〔2〕土俗私考 中山太郎
〔3〕東奥異聞 佐々木喜善
〔4〕長崎丸山噺 本山桂川
〔5〕武相考古 石野瑛
〔6〕江戸伝説 佐藤隆三
〔7〕民俗叢噺 谷川磐雄
編輯者 本山桂川
坂本書店
振替東京四七五三五番
なお、磯部所蔵『無花果』には「発禁本」の朱印が押捺されている。
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