1972/昭和47年5月刊行(非売品)。編集は奥村隆彦・原泰根、代表は高谷重夫。
本書「論叢」掲載の各論考は、『沢田四郎作博士記念 民俗学論叢』と共通する。
その前後について、本書「編集後記」にある、
この記念文集を手にして頂いて、特に追悼文、或は、論文をかいて頂いた方々には、その編集内容等に御不満を感ぜられる事と思う。編集子としても、決して之が最善とは思って居らないが、熟考の上、大きく追悼文と追悼論叢に分け、更に、前者は御遺族関係の手記を先にし、その次に各人方の追悼文を五十音順にのせさせて頂いた。又、後者も前者と同じく五十音順とし両方共原稿〆切後入手したものは、その次に到着順に掲載させて頂いた。この記念文集は、純然たる民俗学会の発行ではないということも考慮してある。(奥村隆彦記)
から推すに、本書の企画が先にあったようである。
発起人については『民俗学論叢』のページを参照いただきたい。
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