なら学研究会

奈良女子大学なら学研究センターのワーキンググループ「なら学研究会」の活動報告。奈良の研究史・研究者の回顧・再評価をおこなっています。

第25回なら学研究会のご案内

奈良・大和の研究者・研究史を再評価するなら学研究会の第25回を開催します。

今回は、今年度の文学・言語と民俗・文化との関連で、少し違った角度(方言学)から、最新の奈良県内調査の報告をいただきます。

 

中井精一「奈良県東部方言の現在」
  • 【日時】2019年2月24日(日)13:00〜15:00(いつもより1時間早めの開始です)
  • 【会場】奈良女子大学文学系N棟3F、N339教室
  • 【備考】申し込み不要、参加費無料
 【要旨】

奈良県東部山間地は、北に京都府南山城地域や滋賀県甲賀地域、東に三重県伊賀地域に隣接し、北部奈良盆地とは異なる言語環境を有し、その方言は京ことばの影響を受けていると言われている。今回の報告では、2008年度より実施してきた三重県伊賀地域ならびに奈良県東部山間地における調 査をもとに、当該地位の言語特徴およびその変化について考えてみたいと思う。

【講師】

中井 精一(富山大学人文学部教授・方言学)
天理大学附属天理参考館(学芸員)を経て現職。主な著書に『都市言語の形成と地域特性』和泉書院、2012年)、『社会言語学のしくみ』(研究社、2005年)など。論文に、「民俗世界における食の地域性と方言圏—北陸地方の雑煮に注目して—」(武田佐知子編『交錯する知 衣装・信仰・女性』、思文閣出版、2014年)、「地域の和食(生き物を活かす知)がんもどき」(『BIOSTORY』21、生き物文化誌学会、2014年)など多数。

 

主催 大和・紀伊半島学研究所なら学研究船センター
共催 文学部なら学プロジェクト

問い合わせ narastudy(a)cc.nara-wu.ac.jp (左記(a)を@に変えてください)